ロボットに搭載されているセンサが異なると,それによって必要となる地図の種類が異なるため,各ロボットが自己位置推定を行う座標系に座標軸やスケールの違いが発生する.全方位カメラとLIDARの計測データから作成した汎用三次元環境地図を用いてこの問題を解消している.汎用三次元環境地図を変換して各ロボットが使用する位置推定手法に合わせた様々な地図を作成することで,お互いの位置情報を共有している.
相互位置推定
各ロボットが搭載しているセンサを用いて自己位置推定を行い,同時に人間を検出して相互位置推定を行うことで動的な環境下での相互位置推定の性能を確認する.青い三角がロボット1,赤い三角がロボット2を表す.
メンバー
主要関連論文
- 桑原 潤一郎, 伊藤 晃大, 日永田 佑介, 竹村 憲太郎, 末永 剛, 高松 淳, 小笠原 司: RTミドルウェアを利用した異種ロボット間での位置情報共有, ロボティクス・メカトロニクス講演会2010, 2A2-C05, 2010.
- 桑原 潤一郎, 竹村 憲太郎, 末永 剛, 高松 淳, 小笠原 司: ユニバーサルマップを利用した異種ロボットにおける位置情報共有, 第28回日本ロボット学会学術講演会, RSJ2010AC1Q1-5, 2010.
- 桑原 潤一郎, 竹村 憲太郎, 末永 剛, 高松 淳, 小笠原 司: 移動ロボットのネットワーク化と制御用RTコンポーネント, 第11回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会, pp.1068-1069, 2010.