アクトロイドの顔を制御するため、顔特徴点から人口ニューラルネットワークを用いて逆運動学を解きました。特徴点を口元と目の周りの二か所にグループ化し、独立に逆運動解放器を構成することによって実現しました。
先行研究では,顔特徴点の取得にはモーションキャプチャーが用いられていました.しかしモーションキャプチャーは計算コストが高く,このため人間の早い表情動作に追従できないでいました.そこで顔特徴点の抽出を計算ソフトに変更することによって,計算コストを削減しより早い表情動作に追従することを可能としました.
先行研究では,アクチュエータへの指令値とそれに対するポテンショ検出値を比較すると,変位が小さく振動しているような動作になっていました.そこで,変位と速度に注目して指令値を加工する事にしました.指令値をより大きく,変位の小さいアクチュエータを無視することによって人の表情動作に追従するような動作生成を可能としました.